情報基盤サービス導入・提供に係る評価業務

(独立行政法人様)



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            背景

            当該独立行政法人様は、最適化計画に従い情報基盤サービスを導入しましたが、予定作業の遅延及び導入事業者との間でのサービス提供イメージの認識齟齬等、サービス導入時及びサービス提供後にいくつか課題が発生していました。また、当該法人様内での定期的な人事異動により、担当者が数年単位で入れ替わるため、サービス導入・提供に係る情報やノウハウが継承されにくいという問題も抱えていました。


            狙い

            情報基盤サービス導入及びその後のサービス提供状況の評価を行い、課題や解決策を検討しておくことで、次期情報基盤サービスのサービス導入・提供をより効率的、効果的に実施することを目指しました。

            グラビス・アーキテクツの役割

             ●プロジェクト全体をレビュー

            グラビス・アーキテクツは、個別システム導入に関する幅広い知見をもとに、情報基盤サービス導入プロジェクトについて、調達(仕様設計)フェーズから各工程についてレビューを行いました。実態把握を的確に行うために、「成果物の検証」とともに「当該法人様および事業者へのヒアリング」も実施して、実態に即した問題点を洗い出し、本質的な課題を抽出しました。

            ●最適化計画の見直し

            的確なシステムの導入から利活用を実現するには、計画そのものも非常に重要であるため、新しく導入した情報基盤サービスの評価、および、国の施策や他団体動向をもとに、最適化計画そのものの見直し案も検討しました。

            成果

            ●当該法人の特性にあわせたシステム調達のリスクポイントを明確化

            企画~調達~導入~運用のシステムライフサイクルプロセスにおける各段階のリスクポイントについて時系列的に、かつ、体系的な整理を実現しました。また、一般論ではなく、当該法人の組織特性及び基盤サービスの特性を踏まえており、実践的なノウハウとなりました。

            ●組織的ノウハウの蓄積を実現し、システム利活用の基盤を整備

            成果物として「次期情報基盤サービス検討に向けたチェックリスト」とともに、「システム調達プロジェクト統制ルールおよび管理ツール」を作成しました。そのことで、今後、担当者が変更になっても、継続的にPDCAをまわして、組織としてシステム調達および利活用能力を高めていくための基盤が整備されました。