統計モデル・AIによる業務改善分析支援

(人材関連業様)

            背景

            人材紹介ビジネス事業において「求職者からみて求人票の検索精度が低い」という問題があり、①検索に対する各求人票の『関連度スコア』の算出精度を向上させつつ、②レスポンス処理速度を改善する、という技術的課題について解決を図りました。

            狙い

            一次的なスコープとしては「検索アルゴリズムの改善することで、検索機能を通した応募数の改善」。ただし、「使いやすいサイト」という認知を得ることで、検索経由だけにとどまらず、全体の応募者数の向上にもつながる重要施策と位置づけられた取組でした。

            グラビス・アーキテクツの役割

            ●プロジェクトKPIの設定

            プロジェクト開始当初は明確なKPIが設定されていない状態でした。また、その後に議論されていたKPIも「検索からの応募率の改善」のみでした。グラビス・アーキテクツは、検索機能のサイトにおける重要性(満足度への影響)に着目し、検索機能の改善がサイトの満足につながることから「検索機能以外の経路も含めた全体の応募者数の向上」までを視野にいれることを提案しました。

            ●二律背反する技術課題に実効的な解決策を提示

            キーワードから関連度の高い求人票を検索するためには、機械学習を用いた処理が有効策として挙げられましたが、一方で処理に時間がかかるデメリットがありました。本プロジェクトでは、「リアルタイムでの処理」が必須要件であったため、レスポンスタイムを悪化させることは不可であり検索精度の向上とレスポンスタイムの改善という二律背反の課題を解決する必要がありました。グラビス・アーキテクツはこの課題に対して、高い技術的見地から実効性ある解決策を提案しました。

            担当コンサルタント

             尾形 真輔